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2009年7月29日 (水)

ドキュメント:2009年梅雨前線の影響による被害状況(07/29)

2009年、梅雨前線の活動が活発化した影響で、07/19~/26の「中国・九州北部豪雨」をはじめ、各地で被害が相次いでいる。07/29時点で九州北部・中国・四国・近畿・東海・北陸・東北南部・東北北部地方では梅雨明けの発表がされておらず、平年より梅雨の時期が長期化しており、今後も活動が活発化する予想もされていることから、厳重な警戒が求められる。以下、現時点までの主な被害状況を中心にドキュメントでまとめた。【07/29 レスキューナウまとめ】

■ドキュメント
【05/18】沖縄・奄美地方で梅雨入り発表。沖縄では平年より10日、奄美では平年より8日遅い入梅。

【06/09】九州・四国・中国・近畿・東海地方で梅雨入り発表。いずれも平年より遅く、九州南部では11日遅い入梅。
【06/10】北陸・関東甲信・東北南部地方で梅雨入り発表。ほぼ平年並み。
【06/11】東北北部地方で梅雨入り発表。平年より1日早い入梅。
・西日本地方の一部地域で水不足が深刻化。愛媛県砥部町では夜間断水実施へ(06/22に地下水位回復により解除)。

【06/14~/15】
・沖縄本島地方を中心に局地的大雨。那覇市などで24時間雨量が150mm超に、一部地域で冠水被害や土砂崩れなど発生。

【06/17】
・近畿・東海・関東地方で局地的大雨や落雷被害相次ぐ。京都府では280棟以上で家屋浸水被害、停電も発生。滋賀県では雹で窓ガラスが割れる被害も。東海道新幹線が一時運転を見合わせたほか、近畿・東海・関東地方で鉄道運行に影響。

【06/28】沖縄地方で梅雨明け発表。平年より5日、昨年より11日遅い出梅。
【06/28~/30】
・九州北部地方で局地的大雨。大分、熊本、福岡県の一部地域で降り始めからの降雨量が300mm超に。福岡県柳川市で男性1人が用水路に転落し死亡、熊本県では30棟以上で家屋浸水被害、大分県日田市では河川はん濫により天ケ瀬温泉の一部旅館に溢水が流入、避難指示も。各地で土砂崩れなどによる道路通行止めなどが相次ぐ。

【07/05】奄美地方で梅雨明け発表。平年より7日、昨年より3日遅い出梅。
【07/06】
・和歌山県南部で局地的大雨。白浜町などで24時間雨量が170mm超に、田辺市では男性1人が川に流され死亡、土砂崩れに巻き込まれるなどして6人が負傷。210棟以上で家屋浸水被害、市内各地に避難勧告。

【07/12】九州南部地方で梅雨明け発表。平年より1日早く、昨年より6日遅い出梅。
【07/14】関東甲信地方で梅雨明け発表。平年より6日、昨年より5日早い出梅。
【07/17】四国地方平年出梅時期
・島根県西部で局地的大雨。大田市温泉津温泉では男性1人が川に流され死亡、50棟以上で家屋浸水被害。JR山陰本線では複数個所で土砂崩れが発生し、翌日まで一部区間で運転見合わせ。
・静岡県伊豆半島南部で局地的大雨。静岡県では15棟以上で家屋浸水被害、土砂崩れも相次ぐ。伊豆急行線は雨量が規制値を超え、6時間以上一部区間で運転見合わせ。

【07/18】九州北部地方平年出梅時期
・東北北部地方で局地的大雨。秋田県の一部地域で24時間雨量が190mm超に、県内各所で土砂崩れが発生、50棟以上で家屋浸水被害、2000世帯超に避難勧告。秋田新幹線が終日一部区間で運転を見合わせたほか、在来線でも終日ダイヤに乱れ。

【07/19】近畿地方平年出梅時期
・中国地方で突風や局地的大雨。19:00頃、岡山県美作市で竜巻被害。2人が負傷、70棟以上で家屋損壊被害、停電も発生。島根県や鳥取県で1時間に50mm超の局地的大雨、島根県では40棟以上で家屋浸水被害。

【07/20】東海地方平年出梅時期
・10:00頃、鳥取県米子空港から兵庫県但馬空港に向かっていた個人所有のヘリコプターが、但馬空港上空で雲のため空港を視認できない旨の交信を最後に消息絶つ。現在も発見に至らず、2人行方不明。

【07/21】
・山口県を中心に記録的豪雨。山口市で約100mmの記録的短時間大雨、県内の一部地域で24時間雨量が250mm超、50棟以上で家屋損壊被害、2400世帯以上で家屋浸水被害。観測史上1位記録更新の防府市では昼過ぎに数箇所で土石流や土砂崩れが発生、土石流が老人ホームを直撃し7人死亡、国道262号沿いでの土石流で4人死亡など、山口県内での死者・行方不明者は17人に。中国道山口JCT~徳地IC間で土砂流入により通行止め、山陽新幹線が終日一部区間で運転を見合わせるなど、中国地方を中心に交通に大きな影響。

【07/22】北陸地方平年出梅時期
【07/23】東北南部地方平年出梅時期
【07/24】
・九州北部地方で記録的豪雨。福岡、佐賀、長崎県で100mm超の記録的短時間大雨、福岡県の一部地域では降り始めからの降雨量が500mm超に。福岡県では4000棟以上、佐賀県では380棟以上、長崎県では50棟以上で家屋浸水被害。福岡県を中心に、川に流されたり、土砂崩れに巻き込まれるなどして、この日だけで死者・行方不明者6人に。
  07/25、福岡県篠栗町では土砂崩れで2人行方不明(28日1人死亡確認)、筑後市では男児が川に落ちて死亡。
  07/26、福岡県大野城市の九州道福岡IC~太宰府IC間で大規模土砂崩れ、車1台が巻き込まれ2人死亡。佐賀県嬉野市でも男性1人が行方不明となり、翌日遺体で発見される。九州北部での死者・行方不明者は福岡、佐賀、長崎、大分の4県で12人に。

【07/25】
・広島県で局地的大雨。東広島市で土砂崩れにより1人死亡、1人は12時間後に奇跡的救出。県内では200棟以上で家屋浸水被害。
・岐阜県南部で局地的大雨。関市で約110mmの記録的短時間大雨、20棟以上で家屋浸水被害、停電も。

【07/27】東北北部地方平年出梅時期
・気象庁は07/19~/26の豪雨について「平成21年7月中国・九州北部豪雨」と命名。
・14:00頃、群馬県館林市で竜巻被害。21人が負傷、400棟以上で家屋損壊被害、停電や東武鉄道伊勢崎船など一部区間で運転見合せなど大きな影響。

■人的被害
【死者】
<平成21年中国・九州北部豪雨>
・山口県:16人([07/21]防府市14人、下関市・美祢市各1人)
・福岡県:9人([07/24~]大野城市2人、北九州市・飯塚市・筑後市・筑紫野市・前原市・福智町・篠栗町各1人)
・長崎県:1人([07/24]壱岐市で男性が倒壊したブロック塀に巻き込まれる)
・佐賀県:1人([07/26]嬉野市)
・広島県:1人([07/25]東広島市)

<その他>
・福岡県:1人([06/28]柳川市1人)
・島根県:1人([07/17]大田市)
・和歌山県:1人([07/06]田辺市)
・鳥取県:1人([07/21]江府町で男性が川に流される)
・大分県:1人([07/24]日田市で男児が川に流される)

【行方不明者】
・山口県:1人([07/19]岩国市)
・福岡県:1人([07/25]篠栗町)

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