地震調査研究推進本部、「岩手県中部地震」に -気象庁は命名せず
文部科学省地震調査研究推進本部は24日、同日岩手県沿岸北部で発生した地震について地震調査委員会臨時会を開催し、地震活動及び地殻変動の総合的な評価を行った。その際、今回の地震を「岩手県中部の地震」と呼称する事とした。
一方気象庁は今回の地震について命名しないとしている。顕著な災害を起こした自然現象については、命名することにより共通の名称を使用して、過去に発生した大規模な災害における経験や貴重な教訓を後世代に伝承するとともに、防災関係機関等が災害発生後の応急、復旧活動を円滑に実施することが期待されるとして、気象庁は2004年3月に「顕著な災害を起こした自然現象の命名についての考え方」をまとめており、その中で地震については、
1 地震の規模が大きい場合
陸域:M7.0以上(深さ100km以浅)かつ最大震度5弱以上
海域:M7.5以上(深さ100km以浅)、かつ、最大震度5弱以上または津波2m以上
2 顕著な被害(全壊100棟程度以上など)が起きた場合
3 群発地震で被害が大きかった場合等
としており、今回の地震についてはいずれの基準も満たしていないためとしている。
地震の命名については、岩手・宮城内陸地震において宮城県大崎市の伊藤康志市長が7月9日に気象庁を訪問し、観光客がキャンセルする等風評被害の原因になっているとして地震名の変更を要望していた。(7月25日更新)
◆地震調査研究推進本部 2008年7月24日岩手県中部の地震に関する情報
http://www.jishin.go.jp/main/oshirase/20080724_iwate.htm
◆気象庁 顕著な災害を起こした自然現象の命名についての考え方
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/meimei/meimei.html
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